群馬大学大学院医学系研究科 神経精神医学教室Department of Psychiatry and Neuroscience, Gunma University Graduate School.

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11月9日 第48回群馬精神医学会 開催報告

令和6年11月9日(土)、群馬大学医学部ミレニアムホールにて第48回群馬精神医学会が開催されました。本年度のテーマは**「地域臨床活動」**。県内外から多くの医療従事者が集まり、活発な発表や意見交換が行われました。

・一般演題 7題の発表

今回の学会では、県内の精神科病院やクリニックから多様なテーマでの演題が発表されました。統合失調症や双極性障害、てんかん治療に関する症例報告、運転技能に関する神経心理検査、さらには家族支援活動に関する取り組みなど、現場に根差した発表が数多く見られました。

・特別教育講演 大森一郎先生(福井大学医学部附属病院)

午後のプログラムでは、福井大学医学部附属病院神経科 准教授 大森一郎先生による特別教育講演が行われました。

大森先生はDPAT(災害派遣精神医療チーム)のロジスティックスの重要性について具体的にお話しされ、災害時における円滑な活動のための体制整備や支援のあり方について詳しく解説されました。現場経験に基づく実践的な内容に、参加者からも多くの関心が寄せられました。

・盛り上がった懇親会

学会終了後は、参加者同士の交流を深める懇親会が開催されました。日頃の臨床現場での取り組みや課題について、病院・施設の垣根を越えた意見交換が行われ、有意義な時間となりました。

また、今回新たに就任された神出教授からの挨拶もあり、学会全体が一層団結し、今後のさらなる発展への期待が感じられる締めくくりとなりました。

・おわりに

第48回群馬精神医学会は、地域臨床活動をテーマに掲げ、多様な症例や活動報告が共有される貴重な場となりました。県内外の医療機関からの積極的な参加や意見交換により、精神医療の今後の発展を感じさせる一日となりました。

ご参加いただいた皆さま、発表者の先生方、そして準備に携わった関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。

次回の群馬精神医学会にも、ぜひ多くの方にご参加いただければ幸いです。