群馬大学大学院医学系研究科 神経精神医学教室Department of Psychiatry and Neuroscience, Gunma University Graduate School.

お知らせ

教室の日常

病院機能評価に向けて

3月4日(月)に、日本医療機能評価機構・病院機能評価・副機能「精神科病院」受審病院講演会が開催されました。
これは、5月に予定されている病院機能評価が、今年度から始まった新しい基準である一般病院3で行われるため、昨年12月に受審経験をお持ちの埼玉医科大学・神経精神科・心療内科の受審担当者をお招きして、その経験をお話いただこうという講演会でした。

副機能に限定した内容でしたが、会場の臨床大学院講堂の席が埋まるほど大勢の参加者があり、おいでいただいた教授・講師・看護師あわせて4名の方々から、新しい基準、事前の準備、当日の様子、受審から得られたものについて、多くのことを教えていただくことができました。

お話をお伺いして、受審の様子が具体的にイメージアップでき、それに向けての準備を着実に進めなければならないことが実感され、身の引き締まる思いでした。
そうした実際的な講演をいただけたことは受審に向けての貴重で有益な機会でしたが、それ以上に痛感したことは、きちんとした診療があってこその病院機能評価だということでした。

埼玉医科大学が、みずからの社会における使命を正面から受け止め、その実現に向けて覚悟をもって真摯に向き合った診療を日々積み重ねているからこそ高評価を得ることができたことが、お話の端々から伝わってきました。

5月の受審に向けて、そうした診療の基本に立ち返り、自分たちの診療を見直してその向上に努めなければならないことに思いを致す機会となった講演会でした。
遠方から足を運んでいただき、この講演会のためにすべてのスライドを新たに作ってくださり、そのような貴重な機会を与えてくださった埼玉医科大学の演者の皆さまに、改めてお礼を申しあげたいと思います。