ベルリンマラソンに巻き込まれました!
ベルリンで9月26日(木)~28日(土)に開催された第7回ヨーロッパ統合失調症学会に参加してきました。
2016年に群馬で第11回日本統合失調症学会を開催した時に特別講演にお招きしたGaebel先生が会長を務める隔年開催の学会です。
街中を離れたセミナー用の会場で、企業からの寄付に頼らずに自主財政で運営しており、勉強に集中できます。
科学としての進歩を追求するアメリカの学会と、実践を重視するイギリスの学会の良さを合わせた方針で運営されています。
今年のテーマはprecision psychiatryとpersonalized psychiatryで、非常に興味深い話をお聞きすることができました。
私はAMED研究として実施した統合失調症リカバリーガイドライン作成について発表してきました。
帰国日がベルリンマラソンにあたったため、前日の学会最終日から市内に厳しい交通規制が行われていました。
ホテルに戻ろうと乗ったタクシーの運転手から「逆方向にしか進めず遠ざかるばかりだし、渋滞に巻き込まれてしまったので、ホテルに到着するのはimpossibleだ」と言われてしまい、途方に暮れて知らない地下鉄の駅で降ろしてもらったアクシデントが、良い思い出になりました。(F)