9月27日 岩手医科大学いわてこどもケアセンターを訪問
先日、岩手医科大学いわてこどもケアセンターを訪問する機会をいただきました。この大学では、地域の精神科医療の要として、特に「こどもの心」に寄り添う診療が充実していると伺っていました。現地を訪れてみると、医療スタッフの方々が温かく迎えてくださり、実際の診療の様子や施設の工夫に触れることができました。とても学びの多い一日となりました。
まず、病棟、外来とも診療施設の充実ぶりに驚きました。診察室やカウンセリングルームは、子どもたちが安心できるよう配慮された明るい空間が印象的でした。また、医療スタッフと福祉機関が密接に連携し、一人ひとりの子どもに合わせた支援が行われている点にも感銘を受けました。地域全体で子どもたちを支える力強い仕組みが構築されているのだと感じました。
診療内容についても、多岐にわたる取り組みが行われていました。発達障害やトラウマケア、心身症など、現代の子どもたちが直面するさまざまな課題に対応する専門的な治療が提供されています。特に印象的だったのは、子どもたちだけでなく、その保護者の心理的サポートにも力を入れている点です。家族全体を支える診療の姿勢が、子どもたちの健やかな成長に寄与していると感じました。
また、現場で働く医療者の方々の熱意も大変印象深かったです。一人でも多くの子どもを支えたいという思いが伝わってきて、心を動かされる場面が何度もありました。地域に根差しながら、医療の最前線で積極的に活動されている姿に感銘を受けました。
この訪問を通じて、「こどもの心」に寄り添う精神科医療の大切さを改めて感じました。医療と福祉が一体となり、子どもたちの未来を支えていくという使命感あふれる取り組みを学び、非常に刺激を受けました。
最後になりますが、今回訪問の機会をくださり、温かくご対応いただいた岩手医科大学の皆さまに心より感謝申し上げます。このような素晴らしい環境があることを知ることができ、とても幸運でした。ありがとうございました。