岩手支援の経験
平成24年3月(東日本大震災の翌年)に岩手県からの委託で、岩手医科大学が事業主体となり、被災住民に対し、精神的負担を軽減するため、震災直後から長期にわたる専門的ケアを実施してきました。
当教室は設立初期から支援をさせて頂いており、今年度は私が当教室からの派遣医師として、精神科業務をさせて頂きました。
現地では被災者の訪問診療(アウトリーチ)、支援職員のメンタルケアなど多くのことを行いました。岩手支援を通じて、医療資源の格差や震災における中長期な精神科的フォローが必要になるということなど大変貴重なことを学ばせて頂きました。