群馬大学大学院医学系研究科 神経精神医学教室Department of Psychiatry and Neuroscience, Gunma University Graduate School.

お知らせ

活動の報告

新専門医制度の第3期生に向けて

新専門医制度・第3期生の専門医プログラムへのエントリーが10月15日から始まります。
多くの専攻医と共に働ける日々を夢見て、メッセージをお送りしたいと思います。

専攻医の皆さんが充実した3年間を送ることができるよう、群大精神科ではさまざまな取組みを行っています。
専門医と指定医の資格が順調に取得できるよう、日頃の受持ちはそれまでの経験症例を考慮して決めています。
児童思春期から措置入院まで、幅広い診療を経験できています。
治療検討会では、詳細で多面的な検討のなかで、専門医試験に向けた知識の獲得ができるよう配慮しています。

診療の面では、認知行動療法の指導医から直接学ぶことができますし、全国をリードする群馬県の精神科救急にふれ、さらには小中学生の入院を数多く経験します。
給与の面で見劣りしてしまうのは残念ですが、若い時代のこうした経験はそれには替えがたいものではないでしょうか。
そうした群大精神科が若い人からどのように見えるかについては、『精神科研修ノート・第2版』の23頁をぜひお読みください。
医学生の瑞々しい文章があります。

先端的な研究の面では、世界的にみても施設数の少ない脳磁図MEG研究に取り組んでおり、光トポグラフィー検査NIRSの実用化をリードしたのも群大病院精神科です。
基礎教室と連携して、血液マーカーによる診断の実用化研究が進んでいます。

全国81の大学医学部の主任教授の集まりである精神医学講座担当者会議の会長を務めており、診療と教育についての情報交換の中心となる立場にあります。
また、精神科の基幹学会である日本精神神経学会の理事を務めていますので、学会の最新の情報に通じています。
日本統合失調症学会の理事長としては、学会の新しい形を目指しています。

ユース世代が未来の社会の基本であるように、これからの精神医学・医療を切り開くのは皆さん若手医師です。
一緒に働ける日を期待しています。