群馬大学大学院医学系研究科 神経精神医学教室『周産期メンタルヘルスのためのいちばんやさしい精神医学』
『周産期メンタルヘルスのためのいちばんやさしい精神医学』という本が出版されました。
精神疾患をもつ女性の妊娠・出産・産後を支える方にお勧めしたい本です。
「それはどんな病気？」「妊娠にはどんなことに気をつければいい？」などが、疾患別にわかりやすくまとまっています。
助産師・保健師さんはもちろん、患者さんのご家族から若手の精神科医まで、幅広く役立つと思います。
分担執筆のひとりに、周産期メンタルヘルスを専門にしている教室員が参加しました。
近年、妊娠中や産後の女性のメンタルケアの大切さが広く認識されるようになりました。
お母さん自身のケアの必要性は言うまでもありませんが、赤ちゃんの発育発達の面からみても、妊産婦さんの心の安定が大切だということが知られてきています。
当教室では2013年より周産期メンタルヘルス専門外来を設置し、妊産婦さんの診療・支援に当たっています。
次の世代の健やかな成長のために、お母さんたちの笑顔を支えることが大切です。
赤ちゃんをのぞき込むお母さんの表情は、しかめっ面より笑顔がいいですね。