教室について
このページでは、群馬大学精神科神経科の教室の特徴について紹介しています。Kuribo
- 《サマリー》
- 教授からのメッセージ
- 教室の中で共有されている5つの理念
- こんなスタッフが働いています
ごあいさつ
群馬大学・大学院医学系研究科・神経精神医学教室へようこそ。
このサイトは、私たちの教室のことをおもに若い皆さん知っていただきたいと考えて、教室員が工夫と知恵を重ねて作ったものです。普通の教室のサイトと雰囲気が少し異なるのはそのためです。若い力を育もうという、私たちの心意気を感じていただけるでしょうか。
群馬大学・神経精神医学教室の理念をご紹介しましょう。診療については「Value-based Psychiatry」、教育については「Behavior-shaping Education」、研究については「生活と脳」、地域については「こころの健康社会」です。それらを通じて私たち自身が「成長にもとづく自己実現」を図れることが精神科医の恵まれたところです。日本精神神経学会の教育講演「精神科医の『特権』に気づき役立てる」という文章に、そうした思いをまとめたことがあります。精神科医の仕事は、生きることに苦労している方のお手伝いをすることで、自分たち自身も成長できる仕事です。
このサイトを訪れていただいたことが、皆さんとの出会いの一歩となることを期待しています。
- 群馬大学大学院医学系研究科神経精神医学 教授
- 福田 正人
理念
- 自己実現
成長にもとづく自己実現
患者さんや地域とともに、私たち医療者も成長し自己実現していくことを大切に考えています。患者さんが治療を受けて改善するだけでなく、患者さんがリカバリーする姿から医師が学び、成長し、自己実現を実感し、その経験を再び診療に生かすことが理想です。患者さんに「Value-based Psychiatry 」を提供できるためには、まず自分たち自身がValue-basedでないと説得力がありません。診察室で患者さんが語る話は、家族や友だちにさえ言えない本心であることがしばしばです。それを毎日聞かせていただけることは、とても貴重な経験です。こうした積み重ねは臨床に還元できるだけでなく、精神科医自身の人生の深みにもつながっていきます。
- 診療
Value-based Psychiatry
群馬大学の神経精神医学教室は1960年代、世界に先駆けた統合失調症の治療理念である「生活臨床」を生み出しました。患者さんの病状がその方の価値意識(Value)に大きく影響を受けることに着目し、個々人の「Value」を生かす治療を目指したものです。私たちはそれを踏まえ、診療の基本に「Value-based Psychiatry」を掲げ、患者さんが大切にしている価値から出発する診療を進められるよう心がけています。
- 教育
Behavior-shaping Education
医師教育については「Behavior-shaping Education」を念頭に置いています。教育とは知識や技術を学ぶことを通じてきちんと患者さんに関われる行動が身につくことですので、「できる」ようになることを目標にしています。その行動へと私たちを突き動かすのがV a l u e ですし、行動を実現してくれるのは「行動脳」です。
- 研究
生活と脳
研究については「生活と脳」をひとつのものとして考えることを重視しています。精神疾患は日々の生活に障害が現れますが、その生活と人生を営むために進化してきたのが脳です。そこで実際に行動しているときの脳の働きである「行動能」の働きを明らかにしたいと考えています。2014年から抑うつ状態の鑑別診断補助として保険適用になった光トポグラフィー検査(NIRS)はその一例です。
- 地域
こころの健康社会
地域医療だけに留まらず、住民の心が健康な地域社会そのものを築いていきたいと考えています。「健康」はこれまで身体が中心でしたが、心の健康についてのニーズは高まる一方です。地域住民すべての心が健康で、希望を持って生きられる社会であるために、私たちができることはたくさんあります。精神科医という自分の使命に誇りを持てることが、よりよい医療を提供することにつながります。
コンテンツの紹介
- 臨床を知る詳しくはこちら
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このページでは、群馬大学精神科神経科の研修の臨床について、実際に研修を行った先生の経験談をもとに紹介しています。
- <サマリー>
- 専門医研修の3年間で、どんな経験ができた?
- 経験してきたことに応じて、異なる研修内容を体験
- 県内のいろいろな病院と連携して、役割を分担
- 資格を取る詳しくはこちら
-
このページでは、専門医の資格を取るまでの具体的な取り組みと仕組みについて紹介しています。
- <サマリー>
- 大学病院を軸にして、連携施設でも経験を積む
- 1年目〜3年目までの到達目標とは?
- プログラム管理体制を整え、資格の取得を全面サポート
- さまざまな
サポート詳しくはこちら -
このページでは、専門医になるためのスキルを向上するためのさまざまなサポートについて紹介しています。
- <サマリー>
- 治療の検討会を通して適切な治療の選択をサポート
- 4つの専門グループで専門的なスキルも向上
- さまざまな勉強会やワークショップなども充実
業績の紹介
教室員の出身地、出身大学、男女比
スタッフ紹介
- 助教・指導医 藤平和吉
- 准教授・医会長 武井雄一
- 講師・外来医長・指導医 須田真史
- 助教・病棟医長・指導医 小野樹郎
- 講師・指導医 藤原和之
- 助教・指導医 村山侑里
- 助教・臨床心理士 服部卓
- 精神保健福祉士 塚越知子