活動紹介
当教室に関連するの2017年~2019年の
トピックや取り組みについてご紹介します。
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2019年
- 10月15日
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専攻医エントリー開始
新しい専門医制度における専門医研修プログラムへの応募がスタートしました。国としては、専門医制度には医師の地域偏在と診療科偏在を改善する役割もあるとの立場から、都道府県ごとの将来の医療需要予想にもとづいて専攻医定員を定める方針とし、都道府県の診療科ごとに必要な場合にはシーリングを設けることになりました。
その想定では、群馬県の精神科医は不足でも過剰でもないとされています。しかしこのシーリングの設定は研修医の専攻医応募に影響を与えるだけでなく、専門医研修プログラムのあり方にも影響を与えるもので、今後も大きな動きが予想されます。 - 9月7日
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こころのふれあいバザー展
恒例の「こころのふれあいバザー展」を県庁1階で開催しました。群馬県内のこころの病をもつ当事者や精神保健医療福祉に携わる方が集まり、それぞれの活動を発表するとともに、県民との交流を深めるイベントです。販売と活動紹介に32施設、展示に12施設が参加しました。昨年から、群大精神科も展示に参加しています。
以前は精神疾患の関係者が中心の集まりでしたが、最近は幼稚園生のだんべえ踊り、中学生の吹奏楽部演奏、医師のミニオペラコンサート、中高年のウクレレサークルの演奏など、盛りだくさんのステージプログラムが展開されるようになってきています。
そのなかで以前から毎年ボランティア演奏を引き受けてくれているのが、医学生のFlow Orchestraです。今年は室内楽・弦楽・木管アンサンブルの三部構成で、一般の方に馴染みのある8曲を披露してくれました。 - 8月23日
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精神医学講座担当者会議
全国の82大学医学部の精神科主任教授で構成する「精神医学講座担当者会議」という組織があります。精神科七者懇談会(七者懇)の1組織です。2019年に福田が会長に、慶應大学・三村將教授と京都大学・村井俊哉教授が副会長に選任されました。その第37回年次集会を、8月23日(金)と24日(土)にKKRホテル東京で開催しました。在任80名のうち50名が参加して大学精神科における診療と教育について熱心な意見交換を行いました。ゲストとしてお招きした厚生労働省精神障害保健課の得津課長・寺原朋裕課長補佐からは、貴重なご示唆をいただきました。
- 8月
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地域貢献事業
群馬大学は、地域貢献事業を学内から公募して実施しています。
精神科からはこれまで、「メンタルヘルス多職種チームのネットワーク構築と自助グループの育成」(2012~4年)と「ユースメンタルヘルス向上のために県内ネットワークの構築」(2015~7年)という事業が採択されてきました。今年度は、「ユース世代のこころの健康社会に向けた県内ネットワークの推進」という申請が採択されました。今回から採択には大学としての意向をよりはっきりさせることになりましたので、メンタルヘルスが群馬大学の地域貢献の柱のひとつとして認められたことになります。
この採択に先立つ地域貢献として、群馬県精神保健室に協力して、中学生向けの漫画冊子『みんなは、悩んでないのかな?』を作成しました。群馬県が発行主体となった冊子で、「若者の自殺防止 漫画で呼びかけ」としてNHKで報道されました。上記の冊子名で検索していただくと群馬県庁のホームページがヒットし、そこからPDFファイルが自由にダウンロードできます。診療や教育や一般向け講演などで、自由にご利用ください。 - 6月16日
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世界脳週間
「世界脳週間」は、脳科学の意義と重要性を一般に啓発するために行われている世界規模の取組です。群馬大学では脳に関連する教室の共同の取組みとして、高校生をおもな対象とした1日がかりの公開イベントを毎年開催しています。
午前に2つの講演を学んだ後、午後は希望にもとづいて14教室に分かれて実習を行いました。精神科には7名の高校生や一般の方が訪れ、MEGやNIRSについての体験を行った後に、そうした検査と精神疾患との関連についての耳を傾けてくれました。 - 5月15日
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病院機能評価受審
5月15日(水)から17日(金)に、群大病院は病院機能評価を受審しました。定期的な更新のためですが、昨年4月に新設された「一般病院3」という新しいカテゴリーにもとづく受審となりました。これは特定機能病院を想定した厳しい基準ですので、特定機能病院の再承認が試される機会でもありました。審査当日のサーベイヤーの講評では多職種連携と電気痙攣療法について高く評価をしていただきました。
- 4月1日
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柳澤雅江師長の着任
柳澤師長は2006年から2014年まで精神科師長として勤務していたことがあり、古巣への復帰ですので最初からスムーズに勤務をしていただいており非常に頼もしく感じています。
新専門医制度の第2期スタート
新しい専門医制度の第2期生として、花岡智咲先生が専攻医としての研修をスタートさせました。同期生が1人だけであるのは少し寂しいところですが、小児思春期やトラウマをお持ちの患者さんからの女性の精神科医の要望はおおきいものがありますので、活躍が期待されています。
特定機能病院の再承認
群大病院は4月から特定機能病院に再承認されました。腹腔鏡手術をめぐる出来事の教訓をもとに、医療安全について全国トップの病院に生まれ変わることを目指して取り組んできた成果が、ようやく認められたことになります。
- 3月23日
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惠良師長の退官
2014年から精神科で勤務をしておられた惠良眞由美師長が3月末で定年を迎えられ、前橋テルサで退官記念パーティーが開かれました。楽しく賑やかな会のなか、看護師人生の最初の頃の精神科勤務時代の話も披露され、いつもは明るく溌剌とした惠良師長の目にも涙がありました。
- 2月16日
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こころのふれあい研修会
群馬メンタルヘルスネットワークの主催で「軽いと言われるけれど」をテーマに群大医学部の臨床大講堂で開催しました。外見からは軽いと受け取られてしまう疾患や障害による苦労を取りあげたもので、群馬県発達障害支援センターの金子章子さん、群馬県地域生活定着支援センターの高津努さん、群馬県手をつなぐ育成会の前川知三さん、ぐんまつなごうネットの仲道宗弘さんから、それぞれの分野における現状と取り組みをご発表いただき、幅広い経験をお伺いすることができました。
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2018年
- 9月1日
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こころのふれあいバザー展
「こころのふれあいバザー展」を例年のとおりに県庁1階の会場開催しました。
今回初めてだったのは、元景幼稚園の園児によるだんべえ踊りと、前橋市第五中学校吹奏楽部による演奏があったことです。いずれも若さ溢れ元気いっぱいで、新しい風を感じるステージでした。メンタルヘルスが広く県民の関心であり、社会のなかで私たちの役割と責任が広がっていることを改めて考え、今後の発展が楽しみになりました。医学教育分野別評価
群馬大学は「評価基準に適合」の認定を受けることができました。
下位領域ごとでは、基本的水準が適合20項目・部分的適合16項目、質的向上のための水準が21項目・部分的適合14項目でした。今後7年間の認定期間のうちに、部分的適合の点について改善に取り組んでいきます。 - 6月
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前橋赤十字病院の身体合併症病棟
前橋赤十字病院の移転に伴い、22床の精神科病棟が開棟しました。身体疾患を合併した患者の治療に限定した特例病床という制度にもとづく病棟です。これまで救命救急センターを受診する患者さんへの対応にご尽力を続けてこられた小保方馨先生とその右腕である相澤千鶴先生に、5月から病棟診療経験の豊富な大舘太郎先生が加わり、3人の強力な布陣で、群馬県内の身体合併症医療の充実を目指していきます。
これで群馬県内の総合病院における精神科病棟は2か所となりました。身体合併症病棟に特化した病棟かどうか、閉鎖病棟か開放病棟か、という違いがありますので、今後は2つの病院の病棟が機能分化していけるよう、県内の医療機関や行政の皆さんと相談を進めていくことを予定しています。 - 4月
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専門医制度
日本専門医機構にもとづく新しい専門医制度がスタートし、須永匡一・関谷樹・中島弾・中曽根拓也先生の4名の専攻医が研修をスタートしました。
群馬大学が基幹施設となる専門研修プログラムは、群馬県立精神医療センター・高崎総合医療センター・前橋赤十字病院・中之条病院の4施設が連携施設となっており、2020年度からは赤城病院・上之原病院・厩橋病院・岸病院・上毛病院・サンピエール病院・西毛病院・田中病院・原病院(五十音順)の9施設にもご参加いただけることになり、合計で14施設からなるプログラムとなります。
群馬県には、群馬県立精神医療センターと三枚橋病院がそれぞれ基幹施設となっているプログラムを含めて、3つの専門研修プログラムがあります。昭和地区の産業医
群馬大学・昭和地区の産業医として、浅見隆康先生が着任されました。これまで昭和地区の産業医は教授が兼任として担当してくださっていましたが、教職員の健康支援をより充実させるために、専任の産業医を配置することになりました。それにあたって、職場における健康としてはメンタルヘルスがもっとも大切なテーマであることから、精神科医が求められたという経緯がありました。
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2017年
- 9月2日
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こころのふれあいバザー展
「こころのふれあいバザー展」を刀城会館で開催しました。
例年は県庁1階の県民ホールで開催されているイベントですが、会場が耐震工事で使用できないため、群馬大学の会場を臨時で使用しました。
医学生のフローオーケストラが毎年ボランティアで演奏を披露してくれていますが、病院に近い会場となりましたので、他科の入院患者さんやスタッフの皆さんも足を運んでくださり、精神疾患について知っていただく機会となりました。