研修医・医学生
ここで2カ月以上研修する人や、連携病院から研修に来てる人もいます。Kuribo
研修医、医学生の方にメールにて情報をお届けします
群馬大学神経精神医学教室にご興味のある研修医、医学生のみなさまに、研修に関するご案内や関連のトピックなどを、不定期にてメール配信しております。配信をご希望の方は、以下のフォームにメールアドレス、お立場をご入力いただき送信ください。
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医学と医療の基本を身につける
2020年度から臨床研修で精神科が必修科目となりました。
精神疾患は、医療法において、がん・急性心筋梗塞・脳卒中・糖尿病と並ぶ5疾病のひとつと位置付けられ、受診患者が300万人を越え、自殺の背景としても重要で、どの診療科で働いていても接する機会の多い重要な疾患です。
精神疾患の治療は、当事者や家族の苦痛や不安に配慮しながら、身体・心理・社会的側面を含めて全人的にその人を理解し、良好な関係性の下に進めることが特に重要で、こうした姿勢は精神科に特有のものではなく、臨床研修を通して全ての医師が身につけるべき大切な資質です。
当科での研修では、代表的な精神疾患の診断・治療に関わりながら、その理解と対応、医療面接の技法の習得に加え、医療場面における患者・家族・スタッフの心理と行動を理解し、多職種チーム医療のリーダーとしての医師の役割を身につけることを目標としています。
当科の研修目標
将来の進路にかかわらずに必要な、精神医学に関連した知識・技術・態度を身につける
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医療心理学
病む人のこころを理解したうえで治療的に接することができる
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医療コミュニケーション
患者・スタッフと上手にコミュニケーションできる
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リエゾン
一般科でみられる精神症状・精神疾患に適切に対処できる
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不眠・うつ・不安
コモン・プロブレムとしての精神症状への初期対応ができる
研修の方法
- ①おもに午前は協力病院の精神科病院で、午後は大学で研修を行い、代表的な精神神経疾患(気分障害・統合失調症・発達障害・認知症・アルコール依存症など)の入院患者を受け持ち、指導医の助言・助力を得ながら診療を行う。
- ②指導医とともに精神科専門外来で診療を行う。
- ③他科入院中に生じた精神症状について、指導医とともに診療を行う。
- ④自殺関連行動により受診した患者について、指導医とともに診療を行う。
- ⑤病棟カンファレンス(医師・看護師・精神保健福祉士・公認心理師・薬剤師・栄養士等による多職種カンファレンス)に参加し、精神疾患患者の社会復帰や退院支援、摂食障害患者の栄養サポート等を学び、全人的な医療を実践する。
- ⑥病棟回診(週1回)に参加する。
- ⑦抄読会(週1回)に参加する。
- ⑧治療検討会(週1回)に参加する。
- ⑨グループ回診(週1回)に参加する。
- ⑩緩和ケアチーム回診に参加する。
- ⑪虐待防止委員会(CAPS)に参加する。
研修スケジュールの概要
- 勤務時間 8:30〜17:15
- 週3日午前に協力病院で勤務 ※曜日は協力病院により異なる
- 平日週1回(17:00〜21:00)、土日休日月1回(9:00〜21:00)病院当番として勤務
臨床研修計画責任者
- 臨床研修計画責任者 福田正人(診療科長)
- 副臨床研修計画責任者 武井雄一
指導医の氏名
- 福田正人
- 武井雄一
- 須田真史
- 藤平和吉
- 小野樹郎
- 相澤千鶴
- 井上恵理子