臨床を知る
このページでは、群馬大学精神科神経科の研修の臨床について、実際に研修を行った先生の経験談をもとに紹介しています。Kuribo
- 《サマリー》
- 専門医研修の3年間で、どんな経験ができた?
- 経験してきたことに応じて、異なる研修内容を体験
- 県内のいろいろな病院と連携して、役割を分担
私の研修体験記
私は、専門医研修1年目に群馬大学医学部附属病院、2年目に群馬県立精神医療センター、3年目は前橋赤十字病院で研修を行いました。
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- 専門医研修(1年目)
- 群馬大学医学部附属病院
1年間に担当した患者さんの数
28名(内、外来10名)群馬大学医学部附属病院は県内で数少ない精神科病床のある総合病院で開放病棟であるため身体合併症(摂食障害の妊婦 etc.)や気分障害、児童思春期の患者さんを多く担当しました。そして、ひとりの患者さんをじっくり診ることができました。一方で精神科救急に携わる機会は多くはなかったです。
器質性精神障害 2 物質使用障害 1 統合失調症 4 気分障害 7 神経症性障害 6 摂食障害など 4 パーソナリティ障害 1 精神遅滞 1 発達障害 2 -
- 専門医研修(2年目)
- 群馬県立精神医療センター
1年間に担当した患者さんの数
79名(入院)群馬県立精神医療センターでは急性期の患者さんを多く担当しました。ケースワークの重要性、コメディカルスタッフの必要性を実感しました。救急に携わって一生懸命仕事をこなすだけでも、実りのある研修になりました。この他に、週1回の外来を担当しました。
器質性精神障害 6 物質使用障害 6 統合失調症 44 気分障害 8 神経症性障害 2 摂食障害など 1 パーソナリティ障害 2 精神遅滞 7 発達障害 3 -
- 専門医研修(3年目)
- 前橋赤十字病院
1年間に担当した患者さんの数
371名(一般病棟の往診)前橋赤十字病院では、主に他科への往診を担当しました。病棟のスタッフや、主治医との連携が重要であることを実感しました。救急を受け持つ病院のためフットワークが求められましたが、いろいろな科から声がかかり、充実した経験ができました。
器質性精神障害 114 物質使用障害 28 統合失調症 29 気分障害 64 神経症性障害 88 摂食障害など 5 パーソナリティ障害 26 精神遅滞 13 発達障害 4
研修施設の特徴
群馬大学附属病院のほか、群馬県下にある精神科病院、総合病院の多様な病院をローテーションして、研修を行います。病院の形態により、異なる経験ができますので、多様な治療場面に関わることができます。